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地域や施設における
認定・専門薬剤師の取り組み

日本病院薬剤師会や日本医療薬学会など各団体に認定された「認定薬剤師」「専門薬剤師」。
認定・専門薬剤師制度の概要、地域医療における役割などと共に、施設での事例をご紹介します。

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総論

第5回:多摩ファミリークリニック会員限定

クリニックの診療の質を高める
プライマリ・ケア認定薬剤師の取り組み

  • プライマリ・ケア認定薬剤師

神奈川県川崎市の多摩区エリアで家庭医療・総合診療を展開する医療法人社団 家族の森多摩ファミリークリニック。そこでは、日本プライマリ・ケア連合学会のプライマリ・ケア認定薬剤師が医師と連携し、質の高い外来診療・訪問診療を実現している。「認定・専門薬剤師」シリーズ第5回では、多摩ファミリークリニックの大橋博樹院長、同院でプライマリ・ケア認定薬剤師として働く八田重雄副院長に、院内での医薬連携をベースとした外来診療・訪問診療の取り組み、地域の薬剤師とのネットワークづくりなどについて伺った。

第4回:兵庫医科大学病院会員限定

患者さんのQOL向上のために腎臓病薬物療法専門薬剤師が担う役割と多職種連携、地域医療への貢献

  • 腎臓病薬物療法専門薬剤師

安全で有効な薬物療法を患者さんへ提供するために、腎機能低下時の投与設計や副作用のモニタリング、薬剤性腎障害の予防などはあらゆる薬剤師が果たすべき役割となっている。また、腎機能は加齢とともに低下することが知られており、超高齢社会を迎えた現在、個々の腎臓がもつ機能に応じた薬物療法の実践がより一層、求められている。日本腎臓病薬物療法学会では、腎臓病薬物療法専門薬剤師の認定制度を設立し、腎機能を考慮した薬剤適正使用を推進・先導する人材の育成に取り組んできた。今回は、制度創設に尽力された兵庫医科大学病院 薬剤部長 木村健先生に、腎臓病薬物療法専門薬剤師が担う役割や多職種連携、地域医療への貢献などについてお話を伺った。

第3回:神戸大学医学部附属病院会員限定

感染制御専門薬剤師が主導する薬学的管理・チーム医療・地域病診薬連携の推進

  • Infection Control Doctor
  • 感染制御専門薬剤師

コロナ禍の下で、薬剤師に感染制御における対応を求められるケースが増えている。神戸大学医学部附属病院薬剤部では2010年からBig Gun Projectの愛称で呼ばれる抗菌薬適正使用チーム(Antimicrobial Stewardship Team: AST)の活動があり、2018年にはAST専従薬剤師が配属されて院内外の感染制御対策および抗菌薬適正使用の啓発・教育に取り組んできた。「認定・専門薬剤師」シリーズ第3回では、薬剤部長・教授 矢野育子先生、薬剤部主任・Infection Control Doctor 宇田篤史先生に、薬剤師が主導する薬学的管理の院内外の取り組みについてお話を伺った。

第2回:岩手医科大学附属病院会員限定

感染制御専門・認定薬剤師による
院内・地域への貢献、感染制御戦略の企画・立案

  • 感染制御専門薬剤師
  • 感染制御認定薬剤師

日本病院薬剤師会が認定する感染制御専門薬剤師は、2006年に誕生し、感染制御認定薬剤師の上位資格として位置づけられています。現在、感染制御専門薬剤師は313名(2022年4月1日時点)、感染制御認定薬剤師は1,045名(2021年10月1日時点)が資格を有しており、その活躍のフィールドは院内に留まらず地域へと広がっています。
今回、感染制御専門薬剤師として長年、活動されてきた岩手医科大学附属病院感染制御部副部長 小野寺直人先生にその役割や具体的な業務内容(感染予防・平時対策、地域感染対策連携、災害対策、抗菌薬適正使用支援加算算定に向けた取り組みなど)、やりがい、そして今後の展望などについてお話を伺いました。