サワイパッケージのこだわり

(2021年4月制作)


本ページに掲載している画像はイメージです。実際の製品とは表示等が異なることがあります。
また、製品のご使用にあたっては、最新の電子添文等をご確認ください。

(2021年4月制作)

両面カード仕様付与
製品名を大きく記載している面は、調剤棚カードとして使用できます。

両側面の表示向き変更
縦置きでも横置きでも、製品名を正方向で確認することができます。

裏面への製品名記載
裏面に製品名を記載し、側面や底面でも製品名を確認できます。

残数表の表示
使用した分だけ、パッケージにチェックを入れることで残数の管理に利用することができます。

開封済の表示
開封済かどうかが、箱を閉めた状態で確認できます。

クラッシュ機能
廃棄時に、パッケージを上から両手で潰すことができます。

類似製品名の取り違え防止対策
取り違えに対する注意を喚起するため、開封してすぐ目に入る部分に“類似名あり”と表示しています。

副片付ラベル
上から見た時でも製品名がわかるように、側面のラベルを剥がしてつけることができます。
機能
パッケージにはさまざまな工夫がされています。
「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」(薬機法)の改正により、医療用医薬品の個装箱に同梱されていた紙の添付文書は原則として廃止され、電子化された添付文書を閲覧することが基本となりました。
そこで、沢井製薬では、添付文書の同梱廃止を示すピクトグラム※を開発し、個装箱等に表示しています。
※ピクトグラム:視覚記号の一つであり、使い方や状態、場所や意味などさまざまな情報を、特定言語に依らずに示すことができる。
個装箱の側面と両面切り離しカード裏面に錠剤のイメージを実物サイズで表示しています。
箱を開封せずに、錠剤印字のイメージが確認いただけます。(2021年6月新製品より)
【例】


個装箱から切り離せて、調剤棚カードや、使用期限の管理として使用できる両面カード仕様にしています。「調剤棚カードが大きくて入らないので小さいサイズのカードが欲しい」という医療現場からのご要望にお応えし、従来の1枚切り取りカードに加え、1回り小さくした2枚目のカードを付与しました。カードへの両面表示はサワイジェネリックの工夫です。


側面デザインの表示向きを各面で変えています。
このデザインで実用新案を取得しています(登録新案第3218978号)。

調剤棚のトレーや引出しに個装箱を保管する際に、製品名等の表示が縦置きでも横置きでも正位置となる工夫をしました。

開封口
一度開封してフタを閉じると、「開封済」の表示が色帯と共に見えるようになるデザインです。また、開封口のフラップにはピロー残数管理に役立つ記載があります。(大包装での仕様)
フラップ
開封口のフラップに「開封済」の表示があり、差し込み口へ折り返したフラップを差し込むことで固定できます。(小包装での仕様)


つぶし方は動画「サワイパッケージのこだわり」の3分00秒頃をご参照ください。
「ロフラゼプ酸エチル錠」と「ロラゼパム錠」等の製品名が類似している製品は、取り違えによる医療過誤防止が重要な課題です。サワイジェネリックは、個装箱フタの差し込み部分に「類似名あり」と表示し、両製品間の配色を大きく異なるようにしています。

開封してすぐ目に入る部分に“類似名あり”と表示し「開封する」というアクションと視覚情報を結びつけることで、取り違えに対する注意を喚起するようにしました。
同じ成分の異なる含量規格間で配色を変えております。「医薬品・医療機器等 安全性情報」等に基づいて取り違えが多く発生している製品へ工夫を施しています。

採用製品例
ロフラゼプ酸エチル錠1mg/2mg「サワイ」
ロラゼパム錠0.5mg/1mg「サワイ」
ニセルゴリン錠5mg「サワイ」
バラボトルは上からでは製品名が見えず、一つずつ取り出して確認したり、キャップに製品名を書き込んで取り違えを防止する等、手間がかかるという悩みにお応えし、キャップに貼付できる副片付ラベル仕様としました。

薬剤調製と医療安全を考慮した製剤で、バイアルラベルに以下のデザインを施しました。
・2層ラベルで、剥がした上層ラベル裏面に調製方法を記載しています。
・ラベルのすき間から液面と溶解状態を確認できます。
・注射器や輸液バッグに貼付できる切り離しラベルが付いています。


手の力が弱い患者さんでも少ない力で錠剤を取り出せるよう、折り曲げて錠剤が取り出せるパッケージを採用しました。PTPシートのポケットを蛇腹状 にして折り目にミシン目を入れ、持つ位置が分かるよう指かけ位置にへこみをつける工夫を盛り込んでいます。このパッケージについて、日本包装技術協会が主催の「2018 日本パッケージングコンテスト」において、アクセシブルデザイン包装賞を受賞したほか、「WorldStar Award」や「Asia Star 2018 Awards」も受賞しました。

PTPシートのポケットが蛇腹状になっているため、パッケージを折り曲げると共に蛇腹が潰れ、錠剤が取り出せるようになっています。

折り目にミシン目が入っているため、錠剤を取り出した後はPTPシートとパッケージ台紙を分離することができます。

医療関係者の皆さまにご意見をお伺いし、ブリスターカードのデザインや色を検討しました。

・右利きの方が多いため、錠剤を押し出すときにより力が入るようポケットの位置を右側にしました。
・分別廃棄用のスリットを入れました。
開封部にレーザー加工によるミシン目が配置されており、このミシン目によりまっすぐ開封できるよう工夫しています。表層にミシン目等の加工を行っておりますが、遮光や防湿の機能層となるアルミ箔層に傷はなく、ピローの品質は従来のものと同等です。


押しながら回して開ける、プッシュアンドターンタイプのチャイルドレジスタンス機能付きのキャップです。乳幼児が簡単に開けられない仕様となっています。また、液ダレ防止のための中栓によって液が瓶の口に付着し固化するのを防ぎます。
カラーユニバーサルデザインとは、多様な色覚に配慮して、情報がなるべくすべての人に正確に伝わるように、利用者の視点に立ってデザインすることを言います。
色覚の特性による見え方の違いをイメージ化

色覚に特性のある方へも、「色による気づきの差=情報の差」になってしまわないように、色使いを工夫したり、色以外の手段で情報を伝えていきます。
カラーユニバーサルデザインの考えにのっとった、色使い工夫の例

2021年6月の新製品から、「色の重なりが原因で製品名や含量が読めなくなっていないか」ソフトの機能やアプリを使用して事前に確認し、PTPシートや点眼容器等に記載されている情報が正確に伝わるように努めています。

個装箱に、どのような機能が搭載されているのかを説明するため、
機能を説明したアイコンを表示しています。
個装箱に表示していないサワイパッケージへの取り組みについても、
アイコンを作成して製品情報概要に使用する等、機能の説明に役立てています。
Sカード機能(1枚の切り取り両面カード)が付いた個装箱を表しています。

両側面で製品名等を縦と横の二方向に変えて表示している個装箱を表しています。

開封口やフラップ部分に『開封済』の記載がある個装箱を表しています。

パッケージにチェックを入れることで、残数管理が可能な個装箱を表しています。

内側の側面、底面に製品名、含量等を表示している個装箱を表しています。

開封口側のフラップの両面及びフタの内側に製品名、含量等を表示している個装箱を表しています。

破損時の薬剤飛散防止のため、シュリンク包装を採用しているバイアルを表しています。

破瓶防止用土台(プロテクター)及び、破損時の薬剤飛散防止のシュリンク包装を採用しているバイアルを表しています。

実投与量等を記入できる切り離しラベルを採用しているバイアルを表しています。

(2025年11月更新)