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医療・介護ニュース

【感染症情報】感染性胃腸炎が増加に転じる-プール熱やヘルパンギーナなども増加

2020年10月13日 13:35

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 国立感染症研究所がまとめた9月28日から10月4日までの週の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3000カ所、速報値)によると、前週まで3週連続で減少していた感染性胃腸炎の定点医療機関当たりの患者報告数が増加に転じた。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、ヘルパンギーナ、咽頭結膜熱(プール熱)も増えた。手足口病は横ばいだった。【新井哉】

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比約20.3%増の1.72人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、大分(4.11人)、福岡(3.44人)、香川(3.29人)。

〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週比約45.8%増の0.7人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、宮崎(3.0人)、福岡(2.1人)、長崎(1.66人)。

〔ヘルパンギーナ〕報告数は前週比約30.0%増の0.26人。都道府県別の上位3位は、山形(1.66人)、山口(1.5人)、岡山(1.3人)。

〔咽頭結膜熱〕報告数は前週比約15.4%増の0.15人。都道府県別の上位3位は、新潟(0.6人)、沖縄(0.41人)、高知(0.39人)。

〔手足口病〕報告数は前週と同じ0.11人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、高知(1.79人)、沖縄(1.26人)、鹿児島(0.67人)。

出典:医療介護CBニュース