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医療・介護ニュース

【感染症情報】感染性胃腸炎・手足口病2週連続減-A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は増加

2020年09月30日 13:40

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 国立感染症研究所がまとめた14日から20日までの週の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3000カ所、速報値)によると、感染性胃腸炎と手足口病の定点医療機関当たりの患者報告数が2週連続で減少した。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は増加、ヘルパンギーナと咽頭結膜熱(プール熱)は横ばいだった。【新井哉】

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比約2.1%減の1.84人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、大分(4.0人)、香川(3.82人)、宮崎(3.47人)。

〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週比約12.5%増の0.63人。都道府県別の上位3位は、鳥取(2.79人)、宮崎(1.72人)、長崎(1.7人)。

〔ヘルパンギーナ〕報告数は前週と同じ0.35人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、山口(2.15人)、熊本(2.12人)、岡山(1.46人)。

〔咽頭結膜熱〕報告数は前週と同じ0.17人。都道府県別の上位3位は、福井(0.43人)、佐賀(0.39人)、宮城(0.38人)。

〔手足口病〕報告数は前週比約14.3%減の0.12人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、高知(1.04人)、沖縄(0.82人)、鹿児島(0.77人)。

出典:医療介護CBニュース