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医療・介護ニュース

学術研究大型プロジェクト「ロードマップ」案公表-文科省、「感染症研究拠点」の課題なども記載

2020年09月10日 20:05

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 文部科学省は8日、「学術研究の大型プロジェクトの推進に関する基本構想ロードマップの策定-ロードマップ2020-」の案を公表した。多額の投資を要する大型プロジェクトは、近年の厳しい財政状況の下で円滑な推進が困難になっていることを指摘。「広く社会・国民の支持を得ながら、大型プロジェクトに一層の資源を安定的・継続的に投入していくことを、国の学術政策の基本として明確に位置づける必要がある」としている。【新井哉】

 ロードマップが示す大型プロジェクトの優先度については、「次期ロードマップが策定されるまでのものとし、これらの優先度については概ね3年ごとに見直しを行っていく」などと説明。プロジェクトのフロンティア事業として予算化するに当たっては、年次計画として事業の期間(原則10年以内)を設定し、期間中、作業部会などで進捗評価を随時行う方向性を示している。

 別表では15の計画の概要や課題などを記載している。例えば、長崎大が中核機関となっている「BSL-4施設を中核とした感染症研究拠点の形成」については、「国の感染症対策における当施設の位置付けや、運営の在り方については、今後更なる検討が必要である」「施設の建設が終わり運営段階に移行した後においても、地方公共団体や地元住民をはじめとした社会・国民の支持を継続的に得ていくよう努める必要がある」といった課題や留意点などを挙げている。

出典:医療介護CBニュース