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医療・介護ニュース

【感染症情報】ヘルパンギーナが2週連続で増加-感染性胃腸炎も

2020年09月08日 15:00

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 国立感染症研究所がまとめた8月24日から30日までの週の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3000カ所、速報値)によると、感染性胃腸炎、ヘルパンギーナの定点医療機関当たりの患者報告数が2週連続で増加した。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、咽頭結膜熱(プール熱)、手足口病は減少した。【新井哉】

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比約0.6%増の1.81人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、大分(4.08人)、宮崎(3.72人)、石川(3.17人)。

〔ヘルパンギーナ〕報告数は前週比約24.4%増の0.51人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、佐賀(5.13人)、山口(4.87人)、熊本(3.54人)。

〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週比約1.9%減の0.52人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、福岡(1.93人)、鳥取(1.74人)、宮崎(1.72人)。

〔咽頭結膜熱〕報告数は前週比約16.7%減の0.15人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、沖縄(0.5人)、香川(0.43人)、新潟(0.32人)。

〔手足口病〕報告数は前週比約17.6%減の0.14人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、鹿児島(1.21人)、高知(0.64人)、熊本(0.58人)。

出典:医療介護CBニュース