2020年09月03日 15:10
厚生労働省は2日、重篤副作用総合対策検討会の会合で、副作用発現臓器・領域別総論の作成方針や検討事項を報告した。検討会は、厚労省が示した「症状からの重篤副作用疾患別対応マニュアルの検索ガイド:神経領域(案)」を了承した。この検索ガイドは、厚労省のホームページに掲載される予定。【新井哉】
厚労省によると、これまでの検討会で議論された総論の位置付けや必要性を踏まえ、「医療関係者については、副作用名から直接各マニュアルを参照することが多いと想定されることから、医療関係者向けの項は作成せず、患者向けの総論とする」といった作成方針で検討を行った。
検索ガイド(患者向けの総論)の神経領域案では、神経系の副作用で多く見られる症状を取り上げている。例えば、運動障害(末梢神経の症状)では、「手や足の力が入らない」「物をよく落とす」「歩行やかけ足がうまくできない」といった具体的な症状を記載。医薬品を服用している時に、これらの症状が見られた場合は、「放置せずに、ただちに医師・薬剤師に相談ください」としている。
早期発見と早期対応のポイントも示している。神経系の副作用に関しては、原因と考えられる医薬品を使用して数時間以内に起きたり、数カ月以上経過してから起きたりすることを説明。神経系の副作用を起こしやすい医薬品はある程度決まっていることに触れ、「処方された時点で医師・薬剤師の説明をよく聞いてください」としている。
厚労省によると、これまでの検討会で議論された総論の位置付けや必要性を踏まえ、「医療関係者については、副作用名から直接各マニュアルを参照することが多いと想定されることから、医療関係者向けの項は作成せず、患者向けの総論とする」といった作成方針で検討を行った。
検索ガイド(患者向けの総論)の神経領域案では、神経系の副作用で多く見られる症状を取り上げている。例えば、運動障害(末梢神経の症状)では、「手や足の力が入らない」「物をよく落とす」「歩行やかけ足がうまくできない」といった具体的な症状を記載。医薬品を服用している時に、これらの症状が見られた場合は、「放置せずに、ただちに医師・薬剤師に相談ください」としている。
早期発見と早期対応のポイントも示している。神経系の副作用に関しては、原因と考えられる医薬品を使用して数時間以内に起きたり、数カ月以上経過してから起きたりすることを説明。神経系の副作用を起こしやすい医薬品はある程度決まっていることに触れ、「処方された時点で医師・薬剤師の説明をよく聞いてください」としている。