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医療・介護ニュース

【感染症情報】感染性胃腸炎が増加に転じる-ヘルパンギーナ、プール熱なども増加

2020年09月02日 15:30

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 国立感染症研究所がまとめた17日から23日までの週の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3000カ所、速報値)によると、2週連続で減少していた感染性胃腸炎の定点医療機関当たりの患者報告数が増加に転じた。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、ヘルパンギーナ、咽頭結膜熱(プール熱)、手足口病も増えた。【新井哉】

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比約65.1%増の1.8人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、大分(4.31人)、香川(3.25人)、福岡(3.24人)。

〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週比約51.4%増の0.53人。都道府県別の上位3位は、宮崎(2.42人)、福岡(1.87人)、山形(1.45人)。

〔ヘルパンギーナ〕報告数は前週比約5.1%増の0.41人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、佐賀(6.39人)、熊本(2.96人)、福岡(2.65人)。

〔咽頭結膜熱〕報告数は前週比約38.5%増の0.18人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、沖縄(0.82人)、香川(0.64人)、高知(0.54人)。

〔手足口病〕報告数は前週比約54.5%増の0.17人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、鹿児島(0.81人)、熊本(0.56人)、秋田(0.51人)。

出典:医療介護CBニュース