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医療・介護ニュース

今シーズンのインフル入院報告、例年と異なる傾向-15歳未満が60歳以上の報告数を上回る

2020年08月31日 18:40

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 国立感染症研究所はこのほど、今シーズン(2019/20シーズン)のインフルエンザの情報をまとめ、ホームページで公表した。インフルエンザ入院サーベイランス(基幹定点医療機関約500カ所)に報告された2020年第17週(4月20-26日)までの累積報告数については、例年と異なり、15歳未満が60歳以上の報告数を上回る傾向だったとしている。【新井哉】

 19年の第36週(9月2-8日)から20年の第17週までのインフルエンザ入院患者の累積患者報告数は1万2,982人(男性7,227人、女性5,755人)で、「前年の同週までの累積患者報告数と比較して男女共に少ない状況」と指摘。年齢群ごとの累積患者報告数も取り上げており、「15歳以上の年齢群では、全て過去2シーズンより少ない傾向」としている。

 また、入院時の医療対応の数と割合について見ると、「15歳-59歳では ICU利用と人工呼吸器使用それぞれの数と割合が共に前シーズン、前々シーズンより高い傾向」と説明。入院時のICU利用と人工呼吸器使用を必要とした患者数、入院した患者におけるこれらの医療対応の実施割合については、「高い傾向」といった見解を示している。

出典:医療介護CBニュース