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医療・介護ニュース

熱中症、人口当たりの救急搬送は沖縄が最多-総務省消防庁、7月の確定値の概要を公表

2020年08月27日 19:15

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 総務省消防庁は26日、7月の熱中症による救急搬送者数の確定値を取りまとめ、その概要を公表した。この1カ月間の全国の搬送者数は8388人で、前年同月と比べて8043人少なかった。都道府県別の人口当たりの搬送者数は、沖縄が最も多かった。【新井哉】

 消防庁によると、年齢区分ごとの搬送者数は、65歳以上の「高齢者」が4909人で最も多く、以下は、18歳以上65歳未満の「成人」(2698人)、7歳以上18歳未満の「少年」(741人)、生後28日以上7歳未満の「乳幼児」(39人)、生後28日未満の新生児(1人)の順だった。

 初診時の傷病の程度別では、軽症が5426人と6割超を占めたが、3週間以上の入院が必要な重症も192人いた。死亡(初診時に死亡確認)は18人だった。熱中症の発生場所に関しては、住居が最も多く、全体の4割近くを占めた。

 都道府県別の人口10万人当たりの救急搬送者数については、沖縄が18.56人で最多となっており、宮崎(18.48人)、鹿児島(18.38人)、熊本(17.97人)、愛媛(14.51人)などでも多かった。

出典:医療介護CBニュース