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医療・介護ニュース

【感染症情報】ヘルパンギーナが11週連続で増加-プール熱など増加、A群溶血性レンサ球菌は横ばい

2020年08月11日 13:55

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 国立感染症研究所がまとめた7月27日から8月2日までの週の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3000カ所、速報値)によると、ヘルパンギーナの定点医療機関当たりの患者報告数が11週連続で増えた。感染性胃腸炎、咽頭結膜熱(プール熱)、手足口病も増加。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は横ばいだった。【新井哉】

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比約21.8%増の2.12人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、大分(5.0人)、富山(3.97人)、香川(3.75人)。

〔ヘルパンギーナ〕報告数は前週比約15%増の0.46人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、熊本(4.9人)、佐賀(3.83人)、福岡(3.63人)。

〔咽頭結膜熱〕報告数は前週比約25%増の0.2人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、沖縄(1.15人)、鹿児島(0.96人)、宮崎(0.81人)。

〔手足口病〕報告数は前週比約25%増の0.15人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、高知(1.14人)、鹿児島(0.91人)、熊本(0.48人)。

〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週と同じ0.71人。都道府県別の上位3位は、福岡(2.66人)、宮崎(2.64人)、鳥取(2.58人)。

出典:医療介護CBニュース