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医療・介護ニュース

【感染症情報】ヘルパンギーナが10週連続で増加-手足口病は横ばい

2020年08月04日 14:45

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 国立感染症研究所がまとめた7月20日から26日までの週の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3000カ所、速報値)によると、ヘルパンギーナの定点医療機関当たりの患者報告数が10週連続で増えた。手足口病は横ばいだった。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は2週連続で減少。前週まで10週連続で増加していた感染性胃腸炎、3週連続で増加していた咽頭結膜熱(プール熱)は減少に転じた。【新井哉】

〔ヘルパンギーナ〕報告数は前週比約14.3%増の0.4人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、長崎(5.05人)、熊本(3.26人)、福岡(2.98人)。

〔手足口病〕報告数は前週と同じ0.12人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、鹿児島(1.0人)、高知(0.79人)、熊本(0.52人)。

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比約22.7%減の1.74人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、大分(4.31人)、宮崎(3.5人)、富山(3.31人)。

〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週比約24.5%減の0.71人。都道府県別の上位3位は、宮崎(2.47人)、鳥取(2.42人)、福岡(2.4人)。

〔咽頭結膜熱〕報告数は前週比約11.1%減の0.16人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、沖縄(1.21人)、鹿児島(0.66人)、宮崎(0.58人)。

出典:医療介護CBニュース