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医療・介護ニュース

【感染症情報】感染性胃腸炎が9週連続で増加-ヘルパンギーナは8週連続増

2020年07月21日 14:05

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 国立感染症研究所がまとめた6日から12日までの週の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3000カ所、速報値)によると、感染性胃腸炎の定点医療機関当たりの患者報告数が9週連続で増えた。ヘルパンギーナは8週連続、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は3週連続、手足口病と咽頭結膜熱(プール熱)は2週連続で増加した。【新井哉】

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比約5.3%増の2.17人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、宮崎(4.53人)、大分(4.19人)、愛媛(3.43人)。

〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週比約7.6%増の0.99人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、宮崎(3.53人)、鳥取(3.16人)、福岡(3.02人)。

〔ヘルパンギーナ〕報告数は前週比約15.0%増の0.23人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、長崎(4.18人)、鹿児島(2.74人)、熊本(1.0人)。

〔咽頭結膜熱〕報告数は前週比約6.7%増の0.16人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、沖縄(0.91人)、宮崎(0.64人)、鹿児島(0.6人)。

〔手足口病〕報告数は前週比約7.7%増の0.14人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、鹿児島(0.77人)、熊本(0.58人)、福岡(0.46人)。

出典:医療介護CBニュース