2020年07月14日 15:15
厚生労働省はこのほど、2020年度の全国労働衛生週間実施要綱を公表した。全国労働衛生週間の開催期間は10月1日から7日までで、9月1日から30日までを準備期間と位置付けている。準備期間中に実施する重点事項として「労働者の心の健康の保持増進のための指針等に基づくメンタルヘルス対策の推進」などを挙げている。【新井哉】
実施要綱では、労働者の健康を巡る状況について、脳・心臓疾患、精神障害の労災認定件数がここ数年700件台で推移していることなどを取り上げ、「このような状況の中、過労死等を防止するためには、働き方改革の推進と相まって、長時間労働による健康障害の防止対策及びメンタルヘルス対策の推進が必要である」としている。
また、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、▽密閉空間(換気の悪い密閉空間)▽密集空間(多くの人が密集)▽密接空間(お互いに手を伸ばしたら届く距離での会話や発声)-を避けることを徹底しつつ、全国労働衛生週間を実施するよう求めている。
重点事項となっているメンタルヘルス対策の具体的な取り組みなどに関しては、▽衛生委員会などにおける調査審議を踏まえた「心の健康づくり計画」の策定、実施状況の評価、改善▽労働者が産業医や産業保健スタッフに直接相談できる仕組みなど、労働者が安心して健康相談を受けられる環境整備▽ストレスチェック制度の適切な実施、ストレスチェック結果の集団分析、これを活用した職場環境改善の取り組み-などを挙げている。
実施要綱では、労働者の健康を巡る状況について、脳・心臓疾患、精神障害の労災認定件数がここ数年700件台で推移していることなどを取り上げ、「このような状況の中、過労死等を防止するためには、働き方改革の推進と相まって、長時間労働による健康障害の防止対策及びメンタルヘルス対策の推進が必要である」としている。
また、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、▽密閉空間(換気の悪い密閉空間)▽密集空間(多くの人が密集)▽密接空間(お互いに手を伸ばしたら届く距離での会話や発声)-を避けることを徹底しつつ、全国労働衛生週間を実施するよう求めている。
重点事項となっているメンタルヘルス対策の具体的な取り組みなどに関しては、▽衛生委員会などにおける調査審議を踏まえた「心の健康づくり計画」の策定、実施状況の評価、改善▽労働者が産業医や産業保健スタッフに直接相談できる仕組みなど、労働者が安心して健康相談を受けられる環境整備▽ストレスチェック制度の適切な実施、ストレスチェック結果の集団分析、これを活用した職場環境改善の取り組み-などを挙げている。