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医療・介護ニュース

【感染症情報】感染性胃腸炎が8週連続で増加-ヘルパンギーナは7週連続増

2020年07月14日 15:05

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 国立感染症研究所がまとめた6月29日から7月5日までの週の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3000カ所、速報値)によると、感染性胃腸炎の定点医療機関当たりの患者報告数が8週連続で増えた。ヘルパンギーナは7週連続、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は2週連続で増加。前週まで2週連続で減少していた手足口病は増加に転じた。咽頭結膜熱(プール熱)も前週と比べて増えた。【新井哉】

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比約3.0%増の2.06人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、大分(4.28人)、宮崎(4.06人)、鹿児島(3.32人)。

〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週比約8.2%増の0.92人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、福岡(2.73人)、宮崎(2.67人)、鳥取(2.58人)。

〔ヘルパンギーナ〕報告数は前週比約42.9%増の0.2人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、長崎(3.82人)、鹿児島(2.34人)、福岡(0.78人)

〔咽頭結膜熱〕報告数は前週比約15.3%増の0.15人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、沖縄(0.76人)、宮崎(0.69人)、鹿児島(0.68人)。

〔手足口病〕報告数は前週比約18.1%増の0.13人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、鹿児島(0.85人)、高知(0.46人)、福岡(0.3人)。

出典:医療介護CBニュース