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医療・介護ニュース

東京のコロナ1週間患者数増加、前週の1.9倍に-20歳代と30歳代で全体の7割占める

2020年07月09日 17:55

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 東京都内の新型コロナウイルス感染症の1週間当たりの患者報告数が増加し、前週と比べて1.9倍の規模となったことが、9日に公表された東京都感染症週報で分かった。20歳代と30歳代で全体の7割を占めている。【新井哉】

 週報によると、6月29日から7月5日までの週(保健所受理週)の患者報告数は前週比331人増の712人(無症状病原体保有者120人を含む)。年齢別の患者報告数は20歳代が331人で最も多く、以下は、30歳代(170人)、40歳代(78人)、50歳代(45人)、10歳代(25人)、60歳代(20人)、10歳未満(13人)などの順だった。

 推定感染地は「国内」が611人で、「不明」(98人)、「インドネシア」「カナダ」「フィリピン」(各1人)もあった。推定感染経路は、▽「飛沫・飛沫核感染又は接触感染」(276人)▽「不明」(230人)▽「飛沫・飛沫核感染」(113人)▽「接触感染」(93人)-とされている。

 2月1日に新型コロナウイルス感染症が指定感染症に定められたため、患者(無症状病原体保有者を含む)の報告数や年齢、推定感染地、推定感染経路が週報で公表されるようになった。2020年の累計患者報告数は7033人となっている。

出典:医療介護CBニュース