閉じる

医療・介護ニュース

「健康寿命をのばそう!アワード」応募受付を開始-厚労省、生活習慣病予防分野で

2020年07月02日 16:20

印刷

 厚生労働省は1日、健康づくりのための優れた取り組みを行う企業や団体などを表彰する「第9回健康寿命をのばそう!アワード」(生活習慣病予防分野)の応募の受け付けを始めた。応募期間は8月31日まで。【新井哉】

 国民全体が人生の最後まで元気に健康で楽しく毎日を送れることを目標とした国民運動「スマート・ライフ・プロジェクト」が掲げる4つのテーマ(適度な運動、適切な食生活、禁煙、健診・検診の受診)について、生活習慣病予防の啓発や健康増進のための優れた取り組みを行っている企業、団体、自治体を表彰するもので、前回(2019年度)は、応募のあった95件の中から21件を表彰した。

 今回は、スマート・ライフ・プロジェクト参画団体(5654団体、5月31日現在)であり、生活習慣病予防の啓発活動、健康寿命を延ばすことを目的とした取り組みを行っている企業、団体、自治体の19年9月1日から20年8月31日までに実施した活動が対象となる。

 これまでに医療関連の団体も表彰されており、前回は東京都の台東区立台東病院・老人保健施設千束が「厚生労働省健康局長優良賞団体部門」を受賞した。院内のコンビニで販売している食品を見直し、主食、主菜、副菜がそろったヘルシーセットの割引販売や介護食を提供。カップ麺などは、食塩量別に教育的な陳列を実施した。その結果、野菜を多く含む商品の売り上げが増加した一方で、高糖質・高食塩商品の売り上げが減少したことなどが評価された。

出典:医療介護CBニュース