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医療・介護ニュース

日医会長選・中川氏が初当選、横倉氏を破る-「一致団結」強調

2020年06月27日 13:33

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 任期満了に伴う日本医師会の会長選は27日に投開票が行われ、副会長の中川俊男氏が現職の横倉義武氏を破り、初当選した。【兼松昭夫】

 会長選は、横倉氏との一騎打ちとなり、午前10時55分ごろ投票が始まった。投票総数371票のうち、中川氏が191票、横倉氏が174票をそれぞれ獲得した。無効票は2票、白票は4票だった。中川氏はあいさつで、「これからノーサイド、一致団結してオールジャパンで、今の難局を乗り越えなければならない」と述べた。

 会長を含む新たな役員の任期は同日から2年。

 中川氏は2006年に日医の常任理事に就任し、10年から副会長を務めてきた。今回の会長選では、控除対象外消費税問題の抜本解決などを公約に掲げ、東京都医師会などが支持を表明していた。

 横倉氏は当初、今回の会長選に出馬しない方針を示していたが、「予想をはるかに上回る慰留の声」(横倉氏)や批判を受けて翻意。大阪府医師会などの支持を受けた。

 また、副会長(定数3)には5人、常任理事(定数10)には14人が当初、立候補していたが、投票前にそれぞれ辞退があり、副会長には猪口雄二氏、今村聡氏、松原謙二氏が選任された。

 常任理事(定数10)に選任されたのは江澤和彦氏、長島公之氏、松本吉郎氏、羽鳥裕氏、城守国斗氏、釜萢敏氏、渡辺弘司氏、神村裕子氏、宮川政昭氏、橋本省氏。

※午後1時33分に追記しました。

出典:医療介護CBニュース