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医療・介護ニュース

保健所との連絡体制、パチンコ店に事前確認求める-コロナ感染対応、東京都の事業者向けガイドブック

2020年06月22日 14:05

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 東京都は19日、事業者向けの「東京都感染拡大防止ガイドブック」を公表した。新型コロナウイルス感染症を乗り越えるためのロードマップにおける「新しい日常」の定着に向けた取り組みとして策定した感染拡大防止ガイドライン(事業者向け)の内容を、イラストを用いて分かりやすく整理した。【新井哉】

 都は、業種別(パチンコやカラオケ、居酒屋など24業種)のガイドブックと、これに該当しない業種向けに、全業種に共通した部分だけをまとめたガイドブック(共通編)を作成した。

 例えば、「パチンコ編」では、「入場時等における対策」の項目で、「非接触機器などで入場者を検温し、発熱者は入場を制限」と記載。このほか、「入場の列の間隔(できるだけ2メートル)を空けるとともに、行列の整理や立ち位置の表示を行い、混雑を回避」「入場者にマスク着用の徹底を周知(ない方にはマスク配布に努める)」といった対策も示している。

 「感染者発生時に向けた対応」の項目では、万が一、感染者や感染の疑いがある者が発生した場合に速やかに対応できるよう、所轄の保健所との連絡体制を事前に確認するよう求めている。また、濃厚接触者や来場者などに後日連絡や情報提供ができるように、「来場者の氏名・連絡先(電話番号・メールアドレス等)について既存の顧客リストやICT技術の活用等により把握に努める」としている。

 また、「カラオケ編」では、マイクやリモコン、タブレット端末、カラオケ機器など高頻度に接触する部分は定期的に消毒したり、室内の定員が通常の半数以下になるよう人数を制限し、半数を超える場合には分散利用を促したりするよう求めている。

出典:医療介護CBニュース