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医療・介護ニュース

医療機関の勤務環境改善、先進的取り組みを周知へ-厚労省、推進事業の実施団体を公募

2020年06月15日 16:10

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 厚生労働省は15日、「タスク・シフティング等医療勤務環境改善推進事業」の実施団体の公募を始めた。医師の働き方改革を進めるため、「医療機関等による勤務環境改善の取組の実施及び普及活動に対する支援を行うとともに、その取組事例の周知等を行う」としている。【新井哉】

 厚労省が公表した公募要領では、「医師の働き方改革に関する検討会」が取りまとめた報告書(2019年3月28日)を取り上げ、「医療機関全体としての効率化や他職種も含めた勤務環境改善に取り組むことが不可欠とされた」などと説明している。

 今回の事業では、勤務環境改善に関して先進的な取り組みを実施している医療機関の取り組みを好事例として収集し、それを紹介することで、他の医療機関が自主的に同様の取り組みを行うことを支援し、勤務環境改善の取り組みを促進する狙いがある。

 事業の具体的な内容については、▽医療機関における勤務環境改善の取り組みの実施▽医療関係団体における医療機関の勤務環境改善の普及促進を目的とした会議・研修会の開催▽間接補助事業者により取得される効果測定データ等の収集、分析、公表-などを挙げている。

 企画書の提出期限は7月3日までで、「評価の結果については、最終評価後速やかに補助事業者に応募した団体に対して通知する予定」としている。

出典:医療介護CBニュース