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医療・介護ニュース

東京都の新型コロナ1週間患者数、2週連続で増加-推定感染経路、半数超が「不明」

2020年06月11日 13:45

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 東京都内の新型コロナウイルス感染症の1週間当たりの患者報告数が2週連続で増加したことが、11日に公表された東京都感染症週報で分かった。推定感染経路は「不明」が半数超を占めている。【新井哉】

 週報によると、1日から7日までの週(保健所受理週)の患者報告数は前週比36人増の146人(無症状病原体保有者を含む)。年齢別の患者報告数は20歳代が48人で最も多く、以下は、30歳代(35人)、40歳代(19人)、50歳代(16人)、70歳代(9人)、80歳代(7人)、60歳代(6人)、10歳代(3人)などの順だった。

 推定感染地は「国内」が106人で、「不明」(32人)、「ブラジル」(4人)、「フィリピン」(2人)、「ドイツ」(1人)などもあった。推定感染経路は、▽「不明」(74人)▽「飛沫・飛沫核感染又は接触感染」(54人)▽「接触感染」(16人)▽「飛沫・飛沫核感染」(2人)-とされている。

 2月1日に新型コロナウイルス感染症が指定感染症に定められたため、患者(無症状病原体保有者を含む)の報告数や年齢、推定感染地、推定感染経路が週報で公表されるようになった。2020年の累計患者報告数は5516人となっている。

出典:医療介護CBニュース