閉じる

医療・介護ニュース

【感染症情報】感染性胃腸炎が3週連続で増加-ヘルパンギーナは2週連続増

2020年06月09日 14:05

印刷

 国立感染症研究所がまとめた5月25日から31日までの週の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3000カ所、速報値)によると、感染性胃腸炎の定点医療機関当たりの患者報告数が3週連続で増加した。ヘルパンギーナは2週連続で増加、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、手足口病も増えた。咽頭結膜熱(プール熱)は横ばいだった。【新井哉】

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比約14.0%増の1.3人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、宮崎(3.53人)、鹿児島(3.09人)、鳥取、大分(共に2.89人)。

〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週比約17.0%増の0.62人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、鳥取(2.26人)、岩手(1.93人)、鹿児島(1.87人)。

〔手足口病〕報告数は前週比約40.0%増の0.07人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、高知(0.25人)、大分(0.22人)、鹿児島(0.17人)。

〔ヘルパンギーナ〕報告数は前週比約50.0%増の0.03人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、鹿児島(0.32人)、沖縄(0.15人)、富山、長崎(共に0.14人)。

〔咽頭結膜熱〕報告数は前週と同じ0.08人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、鹿児島(0.66人)、宮崎(0.61人)、岩手(0.37人)。

出典:医療介護CBニュース