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医療・介護ニュース

予防接種・乳幼児健診、コロナ対策で遅らせないで-厚労省がリーフレット作成

2020年06月08日 19:40

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 厚生労働省は8日、予防接種と乳幼児健診を適切な時期に受けることの重要性を訴えるリーフレットを作成したと発表した。新型コロナウイルス感染症の流行が気になる保護者に対し、受診を遅らせることのないよう呼び掛けている。【新井哉】

 リーフレットでは、予防接種のタイミングについて、感染症にかかりやすい年齢などを基に決められていることに触れ、「特に、生後2か月から予防接種を受け始めることは、お母さんからもらった免疫が減っていくときに、赤ちゃんがかかりやすい感染症(百日せき、細菌性髄膜炎など)から赤ちゃんを守るために、とても大切です」と記載している。

 乳幼児健診についても、子どもの健康状態を定期的に確認し、相談する大切な機会であることを説明。適切な時期に乳幼児健診を受け、育児で分からないことがあれば、遠慮せずに医師、保健師、助産師などに相談するよう促している。

 また、医療機関や健診会場では、接種を行う時間や場所に配慮し、換気や消毒を行うなどの感染防止対策に努めていることや、一般の受診患者と別の時間や場所で受けられる医療機関もあることを取り上げている。

出典:医療介護CBニュース