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医療・介護ニュース

東京都の新型コロナ1週間の患者報告数が倍増-推定感染経路、4割近くが「不明」

2020年06月04日 12:55

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 東京都内の新型コロナウイルス感染症の1週間当たりの患者報告数が前週と比べて倍増したことが、4日に公表された東京都感染症週報で分かった。これまで5週連続で患者報告数が減少していたが増加に転じた。推定感染経路は「不明」が4割近くを占めている。【新井哉】

 週報によると、5月25日から31日までの週(保健所受理週)の患者報告数は前週比57人増の108人(死亡後診断、無症状病原体保有者を含む)。年齢別の患者報告数は20歳代が35人で最も多く、以下は、30歳代(27人)、40歳代、70歳代(共に11人)、50歳代(9人)、60歳代、80歳代(共に5人)、10歳代(4人)などの順だった。

 推定感染地は「国内」が83人で、「不明」(16人)、「ブラジル」(4人)、「イギリス」「フィリピン」(共に2人)、「カナダ」(1人)もあった。推定感染経路は、▽「不明」(41人)▽「飛沫・飛沫核感染又は接触感染」(39人)▽「接触感染」(22人)▽「飛沫・飛沫核感染」(6人)-とされている。

 2月1日に新型コロナウイルス感染症が指定感染症に定められたため、患者(無症状病原体保有者を含む)の報告数や年齢、推定感染地、推定感染経路が週報で公表されるようになった。2020年の累計患者報告数は5368人となっている。

出典:医療介護CBニュース