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医療・介護ニュース

介護・障害児者施設へマスク配布は都道府県判断で-厚労省が事務連絡

2020年06月02日 16:05

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 厚生労働省医政局経済課は、医療機関向けマスク(サージカルマスク)の優先配布に関する事務連絡(5月29日付)を、都道府県に出した。介護施設や障害児・者施設については、各都道府県の判断で配布することを容認している。【新井哉】

 サージカルマスクを巡っては、3月13日付の事務連絡「医療機関向けマスクの医療機関等への配布について」に基づき、国が購入して確保した上で都道府県を経由し、必要な医療機関への優先配布を行っている。

 今回の事務連絡では、都道府県から管下の医療機関などに提供する際の目安を示しており、▽感染症指定医療機関▽PCR・抗原検査のための検体採取を行う医療機関▽緊急時の医療機関・介護施設(施設内で感染者発生など)▽重症度が高い患者が入院する病院(救急受入件数、ICU保有、特定機能病院などを考慮)-などを優先するよう促している。

 介護施設や障害児・者施設(緊急時を除く)に関しては、必要な医療機関などの需要を満たした上で配布することを容認しており、その際、衛生主管部局と福祉部局が十分に連携するよう求めている。

出典:医療介護CBニュース