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医療・介護ニュース

障害児がコロナ陽性保護者と濃厚接触の対応記載-厚労省が都道府県などに事務連絡

2020年05月26日 17:35

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 厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部障害福祉課は、新型コロナウイルス感染症に係る障害児への対応に関する事務連絡(22日付)を、都道府県、指定都市、中核市に出した。【新井哉】

 事務連絡によると、障害児が新型コロナウイルス陽性の保護者と濃厚接触した場合で、検査結果が陰性であったり、検査結果待ちであったりした時は、基本的に自宅で待機する。また、「保護者の代わりに、親族等に障害児の養育や健康管理をお願いすることもあり得る」といった見解を示している。

 障害児への具体的な対応も取り上げており、「本人の体調を確認し、発熱等の症状があればかかりつけの医療機関又は各都道府県等の帰国者・接触者外来等に相談すること」と記載している。

 在宅生活の支援に関しては、普段利用している障害児通所支援事業所が家庭の状況を把握し、電話などによる支援を行う必要性を挙げ、「障害の状態に応じて、訪問看護や居宅介護などの利用も検討する等各関係機関と連携し、必要なサービスや支援を行うこと」としている。

出典:医療介護CBニュース