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医療・介護ニュース

相談支援従事者研修、感染拡大防止配慮し実施検討-厚労省が都道府県に事務連絡、講義遠隔化も

2020年05月19日 20:40

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 厚生労働省はこのほど、相談支援従事者研修などに関する事務連絡を、都道府県に出した。新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に配慮した研修の実施や留意点などを記載。サービスの継続性確保の観点から、2020年度の研修受講が必要な人に対し、「感染拡大の防止対策を行った上で、研修を可能な限り実施することを検討」するよう求めている。【新井哉】

 事務連絡では、相談支援専門員について、相談支援従事者初任者研修や相談支援従事者現任研修を修了し、研修課程修了の証明書の交付を受けることなどが要件となっていることを説明。サービス管理責任者や児童発達支援管理責任者の要件に関しても、同じように証明書(サービス管理責任者基礎研修など)の交付などを挙げている。

 こうした要件などを踏まえ、研修実施に関する基本的な考え方を示しており、受講者が研修を修了するためには、「告示に示す方法(講義、演習、実習)や科目、時間数を満たした研修の全課程を受講することが必要」と説明。特に講義については、オンラインなどの遠隔化を図るなどして20年度中に実施するよう求めている。

 研修の実施に関しては、▽講義部分の遠隔化▽演習の小規模化・分散化▽研修会場における感染症拡大防止対策-といったことを検討する必要性を挙げている。

出典:医療介護CBニュース