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医療・介護ニュース

初期の薬物依存症者対象に無料の支援プログラム-沖縄県が再犯防止推進計画を公表

2020年05月14日 20:20

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 沖縄県は、「沖縄県再犯防止推進計画」(2020-24年度)をホームページで公表した。依存症に関する対応や施策を記載。薬物依存症回復支援プログラムを無料で受講できる「薬物再乱用防止教室」を実施する。同プログラムは認知行動療法を用いたもので、初期の薬物依存症者を対象にしている。【新井哉】

 計画では、県内における薬物事犯検挙人員が増加傾向で、17年は257人と過去最高となったことを説明。薬物別では、覚せい剤(151人)が全体の6割近くを占めているという。

 薬物・アルコール依存を有する者への支援については、「薬物再乱用防止教室」に加え、認知行動療法をベースにした回復支援プログラム(SMARPP)を用いて、依存症回復へのサポートを行う。

 また、県総合精神保健福祉センターや県保健所で、依存症に悩む人やその家族の相談に対応し、必要な場合は医療機関などと連携を図りながら支援する。

出典:医療介護CBニュース