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医療・介護ニュース

東京都の新型コロナ1週間患者数、3週連続で減少-推定感染経路、約3割が「不明」

2020年05月14日 15:00

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 東京都内の新型コロナウイルス感染症の1週間当たりの患者報告数が3週連続で減ったことが、14日に公表された東京都感染症週報で分かった。推定感染経路は「不明」が約3割を占めている。【新井哉】

 週報によると、4日から10日までの週(保健所受理週)の患者報告数は前週比322人減の211人(死亡後診断、無症状病原体保有者を含む)。年齢別の患者報告数は20歳代が51人で最も多く、以下は、30歳代(30人)、70歳代、80歳代(共に24人)、50歳代(23人)、40歳代(20人)、60歳代(18人)、90歳以上(15人)などの順だった。

 推定感染地は「国内」が177人で、「不明」(33人)、「エストニア」(1人)もあった。推定感染経路は、▽「飛沫・飛沫核感染又は接触感染」(71人)▽「不明」(61人)▽「接触感染」(55人)▽「飛沫・飛沫核感染」(24人)-とされている。

 2月1日に新型コロナウイルス感染症が指定感染症に定められたため、患者(無症状病原体保有者を含む)の報告数や年齢、推定感染地、推定感染経路が週報で公表されるようになった。2020年の累計患者報告数は5086人となっている。

出典:医療介護CBニュース