国立感染症研究所がまとめた6日から12日までの週の5類感染症の患者報告（小児科定点医療機関約3000カ所、速報値）によると、ヘルパンギーナの定点医療機関当たりの患者報告数は2週連続で増加した。感染性胃腸炎は11週連続、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は7週連続、咽頭結膜熱（プール熱）は5週連続、伝染性紅斑（リンゴ病）は2週連続でそれぞれ減少した。【新井哉】

〔ヘルパンギーナ〕報告数は前週比約50.0％増の0.03人。都道府県別の上位3位は、佐賀（0.3人）、福岡（0.16人）、沖縄（0.12人）。

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比約13.9％減の1.61人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、島根（4.04人）、鹿児島（3.92人）、宮崎（3.69人）。

〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週比約14.3％減の1.26人。都道府県別の上位3位は、鳥取（4.16人）、石川（3.24人）、福岡（2.99人）。

〔伝染性紅斑〕報告数は前週比約5.9％減の0.16人。都道府県別の上位3位は、長崎（0.55人）、佐賀（0.52人）、鳥取（0.47人）。

〔咽頭結膜熱〕報告数は前週比約6.7％減の0.14人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、鳥取（0.63人）、福井（0.48人）、鹿児島（0.45人）。

〔手足口病〕報告数は前週比約16.7％減の0.05人。都道府県別の上位3位は、鹿児島（0.38人）、熊本（0.36人）、高知（0.21人）。