国立感染症研究所がまとめた3月23日から29日までの週の5類感染症の患者報告（小児科定点医療機関約3000カ所、インフルエンザ定点医療機関約5000カ所、速報値）によると、伝染性紅斑（リンゴ病）の定点医療機関当たりの患者報告数が増加した。感染性胃腸炎、インフルエンザの患者報告数は9週連続でそれぞれ減少。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は5週連続で減少、咽頭結膜熱（プール熱）も3週連続で減った。【新井哉】

〔伝染性紅斑〕報告数は前週比約4.8％増の0.22人。都道府県別の上位3位は、大分（0.83人）、鳥取（0.79人）、宮崎（0.58人）。

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比約4.8％減の2.1人。都道府県別の上位3位は、宮崎（4.83人）、香川（4.71人）、鹿児島（4.32人）。

〔インフルエンザ〕報告数は前週比約50.0％減の0.27人。都道府県別の上位3位は、富山（1.31人）、青森（1.25人）、岡山（0.98人）。

〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週比約7.6％減の1.59人。都道府県別の上位3位は、富山（4.28人）、石川（3.92人）、新潟（3.49人）。

〔咽頭結膜熱〕報告数は前週比約20.0％減の0.2人。都道府県別の上位3位は、大分（0.62人）、宮崎（0.61人）、富山（0.48人）。