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医療・介護ニュース

自治体の障害福祉分野に保健師配置推進を-日本看護協会が厚生労働省に要望

2020年03月26日 16:40

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 日本看護協会(日看協)は26日、2021年度の予算編成に関する要望書を厚生労働省社会援護局の橋本泰宏・障害保健福祉部長に提出したと発表した。精神障害にも対応した地域包括ケアシステムを構築するため、自治体の障害福祉分野について、保健師の配置を推進するよう求めている。【新井哉】

 要望書では、各自治体で策定される第6期障害福祉計画・障害児福祉計画(21-23年度)に触れ、計画に係る新たな成果目標・活動指標の目標達成には「障害福祉の現場において、中心的な役割を担う自治体保健師の人材配置の推進、役割発揮が非常に重要」としている。

 また、「施策が複雑に連動する医療的ケア児等への支援」については、「系統的な研修開発と研修受講体制の構築」が強く求められていることを記載。こうしたことに鑑み、重点要望の「地域共生社会の実現に向けた、障害福祉分野の人材確保および質向上への支援」の実現を図るよう求めている。

出典:医療介護CBニュース