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医療・介護ニュース

東京でインフル減、流行シーズン脱した可能性も-過去5年同期比で最も少ない患者報告数

2020年03月18日 13:35

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 東京都内のインフルエンザの患者報告数が流行開始の目安を下回ったことが18日、東京都感染症情報センターが公表した感染症発生動向調査の週報(ウェブ版)で分かった。全31保健所管内のうち20保健所管内で流行開始の目安を下回っており、流行シーズンを脱した可能性が出てきた。【新井哉】

 週報によると、9日から15日までの週の定点医療機関当たりの患者報告数は、前週比約61%減の0.9人。流行開始の目安となっている1.0人を下回っており、過去5年の同期と比べて最も少ない。

 保健所管内別では、板橋区が1.75人で最も多く、以下は、江東区(1.64人)、八王子市(1.61人)、目黒区と大田区(共に1.38人)、世田谷(1.28人)、多摩府中(1.16人)、西多摩(1.07人)、杉並(1.06人)、多摩小平(1.05人)などの順だった。

 全保健所管内で前週の報告数より減っており、千代田、墨田区、渋谷区、島しょの4保健所管内では患者の報告がなかった。年齢別では、10歳未満が全体の7割近くを占めている。

出典:医療介護CBニュース