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医療・介護ニュース

新型コロナ相談最多の東京、PCR検査実施は1%-全国平均の3分の1、厚労省が都道府県別件数公表

2020年03月16日 14:45

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 厚生労働省は15日、都道府県別の帰国者・接触者相談センターの相談件数、帰国者・接触者外来のPCR検査実施件数(いずれも2月1日-3月11日)を公表した。相談件数が最も多かった東京については、相談件数に占めるPCR検査実施件数の割合は約1%で、全国平均(約3%)の3分の1程度となっている。【新井哉】

 厚労省によると、都道府県別の帰国者・接触者相談センターの相談件数は、東京が2万861件で最も多く、以下は、埼玉(1万8796件)、神奈川(1万3474件)、北海道(1万1594件)、福岡(1万117件)、大阪(9929件)、広島(9293件)、千葉(8707件)、熊本(7225件)、静岡(6980件)などの順だった。

 帰国者・接触者外来のPCR検査実施件数に関しては、神奈川(417件)、千葉(330件)、大阪(329件)の3府県の実施件数が全体(4850件)の2割超を占めている。東京都は252件だった。

 東京都の検査状況を巡っては、12日に都が新型コロナウイルス病原体検査の実施日別状況(東京都健康安全研究センター実施分)の速報値を公表しており、それによると、4日から10日までの1週間の検査実施数(検体数)は前週比6検体減の615検体。8日は実施数がゼロだった。

出典:医療介護CBニュース