国立感染症研究所がまとめた2月24日から3月1日までの週の5類感染症の患者報告（小児科定点医療機関約3000カ所、インフルエンザ定点医療機関約5000カ所、速報値）によると、インフルエンザ、感染性胃腸炎、伝染性紅斑（リンゴ病）の定点医療機関当たりの患者報告数が5週連続で減少した。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、咽頭結膜熱（プール熱）も減った。【新井哉】

〔インフルエンザ〕報告数は前週比約22.1％減の4.77人。都道府県別の上位3位は、北海道（13.79人）、石川（10.38人）、大阪（9.8人）。

〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週比約18.3％減の2.99人。過去10年同期と比べて2番目に多い。都道府県別の上位3位は、富山（7.62人）、石川（7.34人）、福岡（6.95人）。

〔咽頭結膜熱〕報告数は前週比約15.4%減の0.33人。都道府県別の上位3位は、大分（1.2人）、福井（0.87人）、広島（0.85人）。

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比約25.6％減の4.13人。都道府県別の上位3位は、大分（9.19人）、香川（9.0人）、宮崎（8.0人）。

〔伝染性紅斑〕報告数は前週比約16.7％減の0.25人。都道府県別の上位3位は、大分（1.03人）、福井（0.96人）、鳥取（0.89人）。