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医療・介護ニュース

新型コロナウイルス、クルーズ船対応の検疫官ら感染-厚労省が発表

2020年02月25日 15:35

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 厚生労働省は24日、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」に対応していた検疫官1人と事務業務に従事していた厚労省の職員1人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表した。この2人は既に入院し、治療を開始している。【新井哉】

 クルーズ船の検疫業務を巡っては、検疫官や職員の感染が相次いでいる。船内の感染制御策について、厚労省は20日にホームページに説明文を掲載。船内には検体採取などで汚染した感染防具を脱ぐゾーンが設けられ、その他の業務区域と明確に分離されているとしていた。

 厚労省は、今回の検疫官の感染に関して、濃厚接触者の把握を含めた積極的疫学調査を確実に行うと説明。職員に関しても「濃厚接触者の有無については、現在専門家の協力を得て調査中であるとともに、今後、保健所が行う積極的疫学的調査に協力する予定」としている。

出典:医療介護CBニュース