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医療・介護ニュース

インフルエンザ患者報告数、3週連続で減少-厚労省が全国の発生状況などを公表

2020年02月21日 18:40

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 厚生労働省は21日、インフルエンザの発生状況を公表した。10日から16日までの週の全国の患者報告数(定点医療機関約5000カ所)は、前週比約17%減の定点当たり7.49人で、3週連続で減少した。【新井哉】

 都道府県別では、北海道が16.38人で最も多く、以下は石川(12.15人)、大阪(11.62人)、沖縄(10.26人)、滋賀(10.23人)、愛知(10.13人)、岩手(9.82人)、兵庫(9.53人)、京都(8.96人)、福井(8.89人)、奈良(8.64人)、群馬(8.47人)、岡山(8.27人)、長野(8.21人)、埼玉(8.19人)、新潟(8.08人)、愛媛(7.85人)、千葉(7.82人)などの順だった。42都府県で前週より減った。

 この週に全国の医療機関を受診した推計患者数は、前週より約5万2000人減の約26万3000人で、年齢別では「5-9歳」が約8万8000人で最も多かった。今シーズン(2019年9月以降)の全国の累計受診者数は約675万2000人となった。

 入院患者数(基幹定点医療機関約500カ所)は前週比130人減の335人。入院時の状況(一部重複あり)については、「頭部CT検査、頭部MRI検査、脳波検査のいずれかの実施(予定含む)」が33人、「ICU入室」が15人、「人工呼吸器の利用」が10人いた。

 ウイルスの検出状況については、直近の5週間では、AH1pdm09の検出割合が82%で最も高かった。B型は17%、AH3亜型は1%だった。

出典:医療介護CBニュース