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医療・介護ニュース

検疫従事の厚労省職員が新型コロナウイルス感染-予防策チェック、保健所調査に協力も

2020年02月17日 15:35

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 厚生労働省は17日、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」の検疫について、船内で事務業務に従事していた厚労省の職員1人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表した。厚労省は、業務に従事する職員の適切な感染予防策を改めてチェックし、必要な対策の徹底に努めるとしている。【新井哉】

 厚労省によると、この職員は入院し、治療を開始している。「これまでの聞取調査では、濃厚接触者はいない」との見解を示す一方で、「今後、さらに調査を進めるとともに、保健所が行う積極的疫学的調査に協力する予定」としている。

 クルーズ船の検疫業務を巡っては、検疫官1人が新型コロナウイルスに感染。疫学調査で「基本的な感染防護策が徹底されていなかった」と判明したことを受け、厚労省は、医療救護活動に関して「1部屋ごとに手技が終了したら(防護服を)交換する」などとし、医療従事者の感染防護策を強化する方針を示していた。

出典:医療介護CBニュース