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医療・介護ニュース

インフルエンザ患者、全都府県で減少-厚労省が発生状況を公表

2020年02月07日 18:50

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 厚生労働省は7日、インフルエンザの発生状況を公表した。1月27日から2月2日までの週の全国の患者報告数(定点医療機関約5000カ所)は、前週比約22%減の定点当たり14.11人となった。北海道を除く全都道府県で前週の報告数より減った。【新井哉】

 都道府県別では、高知が21.23人で最も多く、以下は愛知(19.76人)、宮崎(19.66人)、長崎(19.0人)、佐賀(18.41人)、新潟(18.28人)、大分(17.21人)、愛媛(17.02人)、鹿児島(16.91人)、大阪(16.88人)、岡山(16.86人)、岩手(16.8人)、福岡(16.18人)、千葉(15.98人)、福島(15.77人)、群馬(15.66人)、兵庫(15.64人)、静岡(15.59人)などの順だった。

 この週に全国の医療機関を受診した推計患者数は、前週より約15万8000人減の約49万6000人で、年齢別では「5-9歳」が約12万7000人で最も多かった。今シーズン(2019年9月以降)の全国の累計受診者数は約617万4000人となった。

 入院患者数(基幹定点医療機関約500カ所)は前週比317人減の766人。入院時の状況(一部重複あり)については、「頭部CT検査、頭部MRI検査、脳波検査のいずれかの実施(予定含む)」が87人、「ICU入室」が43人、「人工呼吸器の利用」が31人いた。

 ウイルスの検出状況については、直近の5週間では、AH1pdm09の検出割合が91%で最も高かった。B型は8%、AH3亜型は2%だった。

出典:医療介護CBニュース