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医療・介護ニュース

アルコール依存症、救急などの医療従事者に研修も-栃木県が対策推進計画案を公表

2020年01月27日 17:35

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 栃木県はこのほど、「栃木県アルコール健康障害対策推進計画」(仮称)の案を公表した。計画案では、県内の「アルコール依存症の生涯経験者」は約1万7000人いると推計。アルコール健康障害に関する予防・相談から治療、回復支援に至る「切れ目のない支援体制」を整備する方針を掲げている。【新井哉】

 計画案では、「アルコール依存症の生涯経験者」の推計に加え、2017年度のアルコール依存症の入院患者は209人、通院患者は1138人となっていることを取り上げ、「多くの依存症者が医療につながっていない状況である」と推測している。

 こうした状況などを踏まえ、「アルコール依存症が疑われる者を適切な治療に結び付けるため、アルコール依存症等の研修を、内科、救急等の一般医療及び専門医療の医療従事者に対して行う」と明記し、医療関係者の技術向上に取り組む方向性を示している。

出典:医療介護CBニュース