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医療・介護ニュース

ストーカー加害者に精神医学的な治療も-大阪府が再犯防止推進計画案を公表

2020年01月07日 14:25

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 大阪府はこのほど、「大阪府再犯防止推進計画」の案を公表した。ストーカー加害者に対する精神医学的な治療や心理学的カウンセリングなどによる再犯防止に取り組むことを明記しており、「さらなるストーカー事案の発生」を抑止したい考えだ。【新井哉】

 計画案では、大阪府警によるストーカー規制法違反の検挙件数が増加傾向にあることを指摘。ストーカー加害者に関する施策として、精神医学的な治療などを挙げている。

 具体的には、精神医学的な治療や心理学的なカウンセリングを受ける意思があるストーカー事案の加害者に対して、「精神科医師等と連携し、加害行為が精神疾患によるものであるかを判別し、その疾患に応じた適切な治療等へとつなげる」としている。

 また、薬物依存症者のための取り組みも記載。医療機関の職員らを対象とした専門研修を実施し、薬物依存症の治療や支援ができる人材の養成に取り組む方向性を示している。

出典:医療介護CBニュース