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医療・介護ニュース

首都圏でインフル流行拡大、3都県で注意報レベル-大流行に拡大する可能性も

2019年12月16日 16:00

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 首都圏でインフルエンザの流行が拡大している。2日から8日までの週の定点医療機関当たりの患者報告数は、東京、埼玉、神奈川の3都県で注意報の基準値を上回った。東京都福祉保健局は「今後、大きな流行へと拡大する可能性がある」と指摘している。【新井哉】

 この週の定点医療機関当たりの患者報告数は、神奈川県で前週比約1.8倍の12.86人、埼玉県で約1.9倍の11.26人、東京都で約1.7倍の10.36人となり、注意報の基準値(10.0人)を超えた。千葉県は約1.9倍の8.67人となっている。

 神奈川県内では、厚木保健福祉事務所管内で注意報の基準値の2倍近い19.06人を記録した。

 埼玉県は、この週の患者報告数について「前週より増加し、前年同期よりもかなり多い」と指摘。保健所管内別では、川口市(16.35人)、朝霞(16.09人)、南部(16.0人)からの報告が多いという。

 東京都内では、全31保健所管内のうち、15保健所管内で注意報の基準値を超過。流行の拡大に伴い、インフルエンザの集団発生が相次いでおり、この週は学級閉鎖などが205件報告されたという。

出典:医療介護CBニュース