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医療・介護ニュース

ギャンブル等依存症の入院・外来患者数が増加-厚労省、中医協総会で説明

2019年11月20日 14:15

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 ギャンブル等依存症の入院・外来患者数や外来診療を行っている医療機関数が増えていることが、厚生労働省がまとめた診療実績で分かった。2017年度の外来患者数は14年度と比べて倍増していた。【新井哉】

 厚労省は、20日に開かれた中央社会保険医療協議会(中医協)の総会で、「ギャンブル等依存症の患者数、治療実績のある医療機関数等は増加傾向である」と説明した。

 厚労省によると、17年度の外来患者数(継続)は前年度比約25%増の2,445人。精神病床での入院患者数は約7%増の280人。外来診療を行っている医療機関数は約14%増の539医療機関。入院診療を行っている精神病床を持つ病院数は約10%増の97病院となっている。

 厚労省は「ギャンブル依存症に対する効果的な依存症集団療法プログラムが開発され、効果が確認された」などと説明しており、次期診療報酬改定で効果的な治療方法に係る評価が新設される可能性が出てきた。

出典:医療介護CBニュース