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医療・介護ニュース

インフルエンザ、全国的に流行シーズン入り-厚労省が発生状況公表、例年よりも早め

2019年11月15日 16:35

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 厚生労働省は、インフルエンザの発生状況を公表した。4日から10日までの週の全国の患者報告数(定点医療機関約5000カ所)は、前週比約8%増の定点当たり1.03人で、3週連続で増加した。流行開始の目安(1.0人)を上回ったため、厚労省は「全国的なインフルエンザの流行に入った」と指摘。例年よりも早く流行シーズンに入ったとの見解を示している。【新井哉】

 都道府県別では、沖縄が4.45人で最も多く、以下は、鹿児島(2.66人)、青森(2.48人)、長崎(2.31人)、福岡(2.03人)、北海道(2.0人)、熊本(1.8人)、広島(1.73人)、新潟(1.61人)、佐賀(1.33人)、岩手(1.32人)、宮崎(1.31人)、福島(1.16人)、茨城(1.13人)、東京、神奈川、静岡(各1.11人)などの順だった。33道府県で前週の報告数より増えた。

 入院患者数(基幹定点医療機関約500カ所)は前週比14人増の71人。入院時の状況(一部重複あり)については、「頭部CT検査、頭部MRI検査、脳波検査のいずれかの実施(予定含む)」が5人、「ICU入室」が4人、「人工呼吸器の利用」が3人いた。

 休校、学年・学級閉鎖の措置を取った施設(保育所、幼稚園、小中学校、高校)に関しては、前週比14施設減の115施設となった。

 ウイルスの検出状況については、直近の5週間では、AH1pdm09の検出割合が98%で最も多かった。

出典:医療介護CBニュース