2019年11月14日 16:40
厚生労働省が13日に公表した「医療経済実態調査」の結果によると、保険薬局グループの法人は、保険調剤を実施している店舗数が多いほど、収支状況が良好だった。2018年度の保険薬局の損益差額率は、保険調剤を行っているのが20店舗以上の法人が7.6%、1店舗のみの法人が1.2%のいずれも黒字だが、双方に6.4ポイントの差があった。【松村秀士】
調査結果によると、保険薬局全体の18年度の損益差額率は5.5%の黒字だったが、17年度(6.9%の黒字)と比べて1.4ポイント悪化した。
保険薬局グループの法人のうち、保険調剤を実施している店舗数ごとに18年度の収支状況を見ると、損益差額率が最も高いのは、7.6%の黒字だった「20店舗以上」。次いで、「6-19店舗」(7.2%の黒字)、「2-5店舗」(2.0%の黒字)、「1店舗」(1.2%の黒字)と続いた。
■法人薬局・薬剤師の年収、微減の474万円
調査結果では、保険薬局での従業員の年収(平均給料年額と賞与)も明らかになった。法人薬局に勤務する薬剤師の18年度の年収は474万円で、前年度に比べて0.6%減少したが、個人薬局の薬剤師は455万円で5.8%アップした。
調査結果によると、保険薬局全体の18年度の損益差額率は5.5%の黒字だったが、17年度(6.9%の黒字)と比べて1.4ポイント悪化した。
保険薬局グループの法人のうち、保険調剤を実施している店舗数ごとに18年度の収支状況を見ると、損益差額率が最も高いのは、7.6%の黒字だった「20店舗以上」。次いで、「6-19店舗」(7.2%の黒字)、「2-5店舗」(2.0%の黒字)、「1店舗」(1.2%の黒字)と続いた。
■法人薬局・薬剤師の年収、微減の474万円
調査結果では、保険薬局での従業員の年収(平均給料年額と賞与)も明らかになった。法人薬局に勤務する薬剤師の18年度の年収は474万円で、前年度に比べて0.6%減少したが、個人薬局の薬剤師は455万円で5.8%アップした。