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医療・介護ニュース

マイコプラズマ肺炎の定点報告数、東京で過去最多-感染予防を注意喚起

2024年09月27日 16:08

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 乾いた咳や発熱、全身の倦怠感などが生じるマイコプラズマ肺炎の定点医療機関当たりの報告数が東京都で2.80人となり、感染症法に基づく1999年の調査開始後で過去最多を記録した。患者数は70人で前週から70.7%増。感染者の急増を受けて、都は、こまめな手洗いや咳エチケットなど基本的な感染防止対策を心掛けるよう注意喚起している。【渕本稔】

 都が公表した第38週(9月16-22日)のデータによると、定点当たりの報告数が最も多いのは「杉並」の10.50人だった。次いで「葛飾区」(10.00人)、「墨田区」(9.00人)、「新宿区」(3.50人)、「池袋」(2.67人)など。

 マイコプラズマ肺炎が全国的に大流行した16年に定点当たり報告数が2.00人を超えたのは、第1週(1月4-10日)の2.04人と、第40週(10月3-9日)の2.12人のみで、24年は16年を上回るペースで流行が拡大している。

 都では、マイコプラズマ肺炎は軽症で済む人が多いものの、まれに重症化することもあることから、咳が長引くといった症状が見られる場合には、医療機関を受診するよう促している。

出典:医療介護CBニュース