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医療・介護ニュース

マイコプラズマ肺炎、東京で前週比37%増-大流行した16年上回る水準

2024年09月06日 18:28

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 乾いた咳や発熱、全身の倦怠感などの症状が出るマイコプラズマ肺炎が東京都内で流行拡大している。都が5日に公表した第35週(8月26日-9月1日)の定点医療機関当たりの報告数は2.08人となり、前週から36.8%増えた。感染症法に基づく1999年の調査開始後、全国で最多を記録した2016年を上回る水準で推移している。【渕本稔】

 都内の保健所が管轄する31地区のうち、定点当たりの報告数が最も多いのは、「墨田区」の10.00人。次いで「葛飾区」(9.00人)、「杉並」(5.00人)、「新宿区」(4.00人)、「多摩府中」(2.67人)など。

 都内では、5月下旬から患者数が増加し始め、それ以降も高い水準で推移している。第33週(8月12-18日)の定点当たり報告数は2.20人で、マイコプラズマ肺炎が全国的に大流行した16年に最多だった第40週(10月3-9日)の2.12人を上回った。

出典:医療介護CBニュース