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医療・介護ニュース

「たばこ吸っている」男性31.4%、女性10.4%-22年度特定健診の問診回答で、健保組合

2024年09月04日 10:15

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 健康保険組合連合会が行った特定健診の「問診回答」に関する調査(2022年度)によると、「現在、たばこを習慣的に吸っている」と答えた人の割合は男性31.4%、女性10.4%だった。年代別では、男性は「40-44歳」と「45-49歳」が共に34.0%で最高だった。たばこを吸う男性の割合は50歳以上では年代につれて下がり、「70-74歳」では17.1%だった。【兼松昭夫】

 これに対して女性は「45-49歳」の11.3%が最高で、男性と同様、50歳以上では年代につれて下がった。最低の「70-74歳」は6.2%だった。

 一方、20歳の時から体重が10キロ以上増えた割合は男性49.2%、女性29.3%だった。男性は「40-44歳」から「70-74歳」までの全年代で40%を超え、最高は「50-54歳」の50.9%。「55-59歳」(50.2%)と「45-49歳」(50.0%)でも半数以上を占めた。

 女性の最高は「50-54歳」の31.5%。「55-59歳」(30.3%)でも3割を超えたが、ほかの年代は2割台後半だった。

 調査は、22年度に特定健診を受けた400万6,893人分(496組合)の問診票(22項目)のデータを集計した。

 コレステロールや中性脂肪を下げる薬を使っている人の割合は男性13.7%、女性10.4%。男女共に年代が上がるにつれて高くなり、「60-64歳」では女性23.3%、男性23.0%、「65-69歳」は女性29.2%、男性26.1%、「70-74歳」は女性35.4%、男性28.9 %といずれも女性が上回った。

 また、軽く汗をかく1回30分以上の運動を週2日以上、1年以上している人は男性27.9%、女性19.9%。この割合は男女共に年代が上がるにつれて高くなり、「70-74歳」では男性44.4%、女性39.4%だった。

出典:医療介護CBニュース