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医療・介護ニュース

7月の熱中症搬送4万3,195人 調査開始後2番目の多さ-高齢者が6割近く 消防庁

2024年08月20日 17:45

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 総務省消防庁は、7月の熱中症による全国の救急搬送者数は4万3,195人だったと公表した。前年同月比で18.2%の増。7月の調査を開始した2008年以降で最も多かった18年に次いで、2番目に多かった。【渕本稔】

 年齢区分ごとの搬送者数は、65歳以上の「⾼齢者」が2万5,469人(59.0%)で最も多かった。次いで18歳以上65歳未満の「成⼈」(1万3,932人)、7歳以上18歳未満の「少年」(3,544⼈)、⽣後28⽇以上7歳未満の「乳幼児」(249人)の順。

 初診時の傷病の程度別では、軽症が2万7,666⼈と全体の64.0%を占めた。3週間以上の⼊院が必要な重症は1,110⼈、死亡は62人。

 熱中症の発⽣場所は、住居が1万7,638人と最も多く、全体の4割を占めた。

 都道府県別で最も救急搬送者数が多かったのは東京で4,227人。大阪(3,342⼈)、愛知(2,950⼈)、埼玉(2,607人)、神奈川(2,467人)、千葉(2,280⼈)などが続いた。

出典:医療介護CBニュース