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医療・介護ニュース

手足口病の感染者、「警報レベル」超えが36都府県に-6月24-30日で2万6千人に、感染さらに拡大

2024年07月09日 16:40

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 乳幼児を中心に感染者が急増している手足口病で、定点医療機関当たりの報告数が5.0を超えて「警報レベル」に達したのは36都府県に上った。前週より3県増。【渕本稔】

 国立感染症研究所が9日に公表した第26週(6月24-30日)の手足口病の感染者は2万6,544人。前週に比べて3割増えた。全国の定点当たり報告数は8.45(前週比33.9%増)。

 「北陸」(新潟・石川・富山・福井)と「東海」(岐阜・静岡・愛知・三重)、「関西」(滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山)、「四国」(徳島・香川・愛媛・高知)に加え、「関東」(茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川)も全ての都府県が「警報レベル」に達した。

 2024年の累計報告数は11万750人。都道府県別に見ると、大阪の1万1,521人が最も多く、以下は兵庫(7,462人)、東京(7,254人)、愛知(6,128人)、福岡(5,555人)、埼玉(5,078人)が続く。

出典:医療介護CBニュース